鳥取大学(工学部)に進学
落ちた大学・学部
鳥取大学(工学部)
偏差値
受験時:56
(受験1年前:47)
大学受験失敗の理由
前日の寝不足。
新卒で入社した企業・職業
パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:理系
得意科目:数学
苦手科目:英語
1日の勉強時間:4時間
大学受験の体験談
自分の偏差値と相談し、現役時は鳥取大学の工学部を受験しました。
ただ鳥取県に行ったことは一度もなく、土地勘が全くなかったため試験会場の下見に行くだけでも一苦労でした。
受験した2月は真冬。
鳥取県は豪雪地帯で、自分が行った当時は積雪が1メートル以上あり、歩くこともままなりませんでした。
試験日前日に到着し、予約していたホテルに向かったのですが、慣れない土地と初めて見た積雪の高さ、試験の緊張もあり、ホテルでは全く気が休まりませんでした。
テレビを見ても、お風呂に入っても、ベッドで横になっても、明日の試験は大丈夫だろうか、他の受験生は自分よりももっと成績がいいのではないだろうかという思いが頭を巡り、食欲もなくなってしまいました。
夜寝ることもできず、ベッドの中で目だけを閉じている状態でした。
そして夜が明け、試験当日。
寝不足で頭がボーッとする中、朝食をとり、試験会場に向かいました。
電車に乗って向かったのですが、そこで大きなミスをしてしまいました。
試験会場とは逆方向の電車に乗ってしまったのです。
なかなか着かないなあ、と不安になっていましたが、電車内のアナウンスで逆方向に乗ったことに気づいた時には、試験開始30分前。
鳥取県は電車の間隔が長く、30分に1本の電車が来るか来ないかという頻度です。
もう試験に間に合わないと悟った自分は、今年の受験は諦め、鳥取県の観光し、帰りました。
もちろん親には電車を乗り間違え、受験会場にたどり着けなかったとは言えず、試験の手ごたえは悪かった、おそらく浪人になるだろうことを伝えるのが精いっぱいでした。
ただ、自分としてはもう1年勉強する時間が増えたと前向きに考え、来年再チャレンジしようと気持ちを切り替えました。
そして、翌年。
再度、鳥取大学の試験に再チャレンジしました。
センター試験の結果は前年よりかなり点数アップしており、合格の可能性は高まっていました。
もう去年のような失敗はしないと心に誓い、前々日にホテルに入り、乗る電車の時間と行先を確認し、試験当日と同じように電車で試験会場に向かいました。
試験会場までの所要時間をしっかりと確認し、試験に向けての余裕を持つことにも繋がりました。
一度経験したことなので、試験前日も緊張することもなく、しっかりと夕食を取り、眠れないこともありませんでした。
試験当日の朝も、目覚めてから朝食をとり、余裕をもってホテルを出ました。
試験開始の1時間前に試験会場に着き、会場を散歩することで更に緊張もほぐれました。
試験時も、変に気負うことなく自分の実力を出し切れました。これは大丈夫、合格できる、と確信したことを覚えています。
鳥取大学に通いたい、春からここで大学生として勉強したいと改めて思いました。
滑り止めの大学には何校か受かっていました。
しかし国立大学である鳥取大学の方が授業料が安く、親の負担を減らすためにも受かりたいと思っていました。
家に帰り、無事試験を受けてきたこと、実力を出し切れたことを伝え、試験結果を待ちました。
正直、合格したことがわかるまでは不安でしたが、郵送で合格者番号通知表が届き、自分の受験番号を見つけたときには、思わずガッツポーズをしてしまいました。
何しろ2年越しの挑戦です。
努力は自分を裏切らないこと、事前の下見や余裕を持っての行動がいかに当日の緊張をほぐすかを実感しました。
親も大変喜び、自分も頑張った甲斐があったと嬉しくなりました。
受験生へのアドバイス
試験会場への下見は面倒がらずに行った方がいいと思います。
当日は緊張のあまり、普段ならしないミスや行動をしてしまう可能性があります。
道筋がわかれば、余裕をもって行動でき、余裕があれば試験でも実力を発揮できます。
受験生の皆さん、実力を出し切れることをお祈りしています。