明治大学(理工学部)に進学
落ちた大学・学部
早稲田大学(教育学部)
立教大学(理学部)
偏差値
受験時:63
(受験1年前:55)
大学受験失敗の理由
得意科目は何もしなくても、普通にできると過信していた。
新卒で入社した企業・職業
早稲田家庭教育センター・教育サービス業
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:理系
得意科目:数学
苦手科目:英語
1日の自習時間:8時間
大学受験の体験談
大学受験時代は、大手予備校の四谷学院に通っておりました。
私の第一志望は、立教大学理学部数学科。
とにかく数学が好きで数学をやりたい一心で、学部学科を決めました。
立教大学を第一志望にした理由は、私自身、自宅が東京都で、東京都池袋に位置するこの学校は交通の便が良いからというのが主な理由でした。
受験科目は、英語、数学、化学の三科目だったので、それのみを勉強しておりました。
しかし、予備校では主に授業をとっていたのは不安であった、英語、化学のみ。
数学は夏期や冬期などの講習のみとる形をとっておりました。
その理由としては、経済的な理由ももちろんあったのですが、私が数学が非常に得意であり、学校では常に上位に位置していたこともあって、数学に関する受験勉強はそこまでしなくても良いと思っていたことが一番でした。
ところがそれが、第一志望の学校に落ちてしまった大きな要因となったのです。
受験本番の期間は、数多くの大学を受けました。
東海大学、東京電機大学、日本大学、中央大学、どれも理工系の数学科でしたが、仮に第一志望が落ちても浪人はしたくない、そしてなにより本番に弱い私は、練習のつもりで自身の偏差値よりも低い大学から受けていきました。
その結果はすべて無事合格をし、受験期間としては最後の方に日程として位置していた、第一志望を含めた難関私立大に臨むにあたって、なんとなく自信を付けていきました。
そして、次に第一志望の立教大学よりも偏差値の高い、早稲田大学教育学部数学科の受験日がやってきました。
もしもこれが受かればもうけもので、立教を取り止めて早稲田に行こう。
数回の合格で自信をつけていた私は、そんなふうに考えておりました。
いざ、受験。
そうなったときに違和感を感じました。
英語、化学はかなり勉強していたこともあり、解ける問題は多かったのですが、数学が全く一般の教科書や問題集に載っているようなものではなかったのです。
パターンを見出すのに非常に時間がかかってしまい、最後の問題にまで手が付けられませんでした。
これは一体何なんだ。
私は冷や汗をかいていました。
案の定、早稲田大学は落ち、私は胸に不安を抱えながら立教大学の受験に臨むこととなりました。
そして、その不安はこの学校でも例に漏れず的中してしまいました。
英語、数学、化学の順にテストが実施されました。
英語はできました。
しかし、数学に関しては、やはり初見の問題が非常に多く、私は早稲田大学のときのことを思い出し、普段よりも冷静になれなくなってしまいました。
おかげで、その後の化学も、腰が引けてしまいいつも通りに解くことができなくなってしまっていました。
結果は予想通りの不合格。
半ば投げやりな気持ちで、最後の明治大学理工学部数学科の受験に臨みました。
受験会場はものすごく寒かったのを今でも覚えています。
そのせいもあってか、私の頭はすっきりとし、そのときの問題の様子を10年以上経った今でも覚えていますが、英語、化学はほぼ満点と確信できる程のできで提出できたかと思います。
ただ、数学に関しては、例外はなく、最悪のできでした。
とくにその年は、例年に見合わず難しかったようだと後に聞きました。
きっと得点の半分もいってなかったと思います。
結果、私は明治大学理工学部数学科に無事合格し、そこに通うことに決めましたが、当初の予定よりも、通学時間が非常に長くなってしまい、一時間半もかけて4年間、学校に通うこととなりました。
当初の自分の希望とは少し違った結果にはなりましたが、4年間、そこでしか得られない思い出も数多くできて、今となってはとても良かったと感じております。
受験生へのアドバイス
まずは、私の失敗例から学んでいただけたらと思います。
自分の実力を過信しないこと。
上位の学校は、思わぬところから攻めて来ます。
頼りになる先生、先輩、予備校などをうまく利用して、その学校のそれぞれの科目の問題の特徴をきちんと捉えること。
それが私が自身の大学受験で得た教訓です。
これからの受験生のみなさまには是非参考にしていただきたいと思います。