関西外国語大学(短期大学部)に進学
落ちた大学・学部
京都外国語大学(英米語学科)
偏差値
受験時:60
(受験1年前:55)
大学受験失敗の理由
自分の実力を正確に把握していなかったこと。
新卒で入社した企業・職業
非正社員
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:文系
得意科目:英語
苦手科目:歴史、化学、数学
1日の自習時間:2時間
大学受験の体験談
中学のころから、英語だけは好きで、毎日眠くなるまでずっと英語だけをやり続けていました。
思い出してみれば、塾には通っていましたが、苦手な「英語以外」の教科は塾での宿題をやるくらいで、勉強する意欲があまりありませんでした。
そんな私でも、高校入試ではあまり勉強することもなく英語と、簡単な面接、作文のみで無事に英会話コースに進学することができてしまいました。
高校では帰国子女に囲まれ、海外に留学しているような英語生活を送り、1年次には語学研修として1か月アメリカに滞在し、生きた英語を学ぶこともできました。
進学コースの子よりも英語だけはできたため、「自分は英語ができるんだ」という自信が無駄にありました。
そのため、自分が受験生であるという自覚はあまりなく、世間一般に言う「親からの圧力」もなかったため、第一志望である京都外国語大学の「過去問に対応する技術」が必要であることに思い及ばず、また、周りの先生や親御さんたちも「この子たちなら英語だけはできる、絶対に外大には受かる」と思っている環境だったため、誰も「過去問に対応する技術」について助言してくれる人がいませんでした。
私立に通っていて学費が高かったので、塾にも行きませんでした。
また、親も「学費が高いんだから学校に教えてもらえ」という考えでした。
実際の勉強方法は、いわゆる「赤本」を借りて自習室である程度パラパラと勉強しているような感じだったのも、周りが何も言わなかった原因だと思います。
実際は「受験生たるもの」という形だけの勉強であったため、自分が「志望校へ受かるための勉強だ」という意識を持つことができず、だらだらとページだけめくってはちょろちょろ英語を書いていただけの自習時間が本当に無駄でした。
受験料を抑えようとして私立一本で受験するつもりで、センター試験の勉強もしませんでした。
そのため、本来ならば第一志望の過去問に割く時間はたくさんあったはずなのに、「塾へも行かないんじゃ大したことはできないな」という気持ちや、「私はやればできるんだ」という気持ちばかりが先に立って、副教材の短編英語小説などを読むなど、自分の好きな勉強ばかりして、過去問を真剣に解く、出題傾向をつかむなど、真剣に「試験勉強」というものをしなかったところに失敗の要素がたくさんあったように思います。
受験生へのアドバイス
自分が得意だと思っている教科こそ要注意です。
私のように、自分ならできると思っていても、第一志望の出題傾向に合わせて自分の知識を出力する準備を整えることがとても大事です。
また、大学受験した年齢から20年過ぎて思うのですが、自分が苦手だと思っている教科こそ、実は得意だったり、興味がある分野だったりすることを常に意識してほしいと思います。
苦手だと思う教科については、どうして苦手なのか?を他人の力を借りてでもいいから心理的・精神的なレベルで解析し、解析が終わったら、その苦手だった自分の「過去」ではなく、「苦手を克服する」を含め、「これからどうなりたいか」という自分の未来に意識を向け、そこから逆算して今から自分は今、どんなスピード、密度で何をすればいいのかを組み立てます。
そうして、今の自分にはこの試験勉強が必要だ!と、勉強する意味を見出せば、自然と勉強がはかどり、今までにないほどに勉強は加速します。
余談ですが、今37歳で数学をもう一度勉強しています。
私が現役のころこのことに気づいていれば、数学ができるだけで受験できる学校が倍以上に増えたと思います。
現役の皆さんならもっと効率よく勉強できるはずなので、がんばってください!