奈良大学(文学部)に進学
落ちた大学・学部
尾道市立大学(芸術文化学部)
偏差値
受験時:52
(受験1年前:51)
大学受験失敗の理由
理解力が足りなかったこと。
新卒で入社した企業・職業
フリーライター
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:文系
得意科目:古典
苦手科目:数学・英語
1日の勉強時間:3時間
大学受験の体験談
私の大学受験時の失敗は、理解力が足りないことに自分自身が気付けなかったことです。
実際、私の通っていた高校は地元の高校の中でも有数の進学校で、その中で学年のテストではいい点数を取れていました。
ところが、そもそも私自身は大学に行くつもりがなかったので、模試を受ける意味やセンター試験のために勉強する意義を感じなかったので、そこまで勉強はしていませんでした。
そろそろ勉強をしなくてはならないな、と思ったときも高校三年生の夏休みが終わった頃でした。
それでもセンター試験自体は悪い点数ではなく、無事に滑り止めの大学の合格ラインを超えたのは良かったです。
けれどもやはり、それ以降の勉強面や、A日程の入試の際には大変手こずりました。
その理由は、私自身の理解力の無さでした。
それまではセンター試験に向けての勉強を授業でも主に行っていましたし、そのおかげでセンター試験の点数は良くなったと言っても過言ではありません。
しかし、いざ個別の入試を迎えての勉強をする際には自分自身が教材を選び、対策を取らねばならないと意気込んでいました。
ですのでいくつかの参考書を手に取って、毎日毎日それを読みこんだのですが、書いていること自体は理解できるのに、それを応用することができない、という状況に陥ってしまいました。
特に、得意科目であった古典を生かすために、文系の国語に関する学部に入学する以外に手がなかったものですから、欠点であった現国を中心に勉強していましたが、一体何を言っているのやら、ちんぷんかんぷんでした。
実際に現国はセンターでも酷い点数でしたし、その年の古典も難しかったせいで、国語の点数は悲惨なものでした。
それでも、自分にはそれしか取り柄がないのだと、参考書を読み漁りました。
けれども、参考書に付属している問題を解いても、回答にはかすりもしませんし、回答をじっくりと読んでみても、さっぱり理解できませんでした。
もしも、この時点で学校の先生にきちんと相談しに行っていたら、今頃志望校に受かっていたことでしょう。
けれども、変にプライドが高かったせいか、私は参考書の解説が悪い、もっと理解できるようなものを探さなくてはならない、と別の参考書を行ったり来たりしていました。
そのせいでお小遣いも無駄にしましたし、何より、根本的な原因である自分の理解力の無さに気付くことができなかったのです。
もちろん、試験の結果は惨敗です。二度の受験を行いましたが、どちらも完璧に不合格でした。
ただ、その時もまだ自分の理解力の無さや、知識を得ようとする貪欲さのようなものが欠けている、というようなことには全く気が付いていませんでした。
それを知るようになるのは、大学に入ってからでしたから、当時の自分はプライドばっかりが高い、どうしようもない馬鹿だったのです。
さらに言えば、私の偏差値の変化や、勉強時間の少なさからも分かることですが、勉強に対するモチベーション、大学に入学したい、というような意欲が完全になかったことも受験に心配してしまったことの原因でしょう。
ですが、正直なことを言えば、この失敗もあまり後悔はしていません。
滑り止めの大学でかなり楽しい四年間を送ることができましたから、むしろこちらの方が良かったと思う位です。
負け惜しみのように聞こえますが、もしもあの時勉強していたら、と思ったところでどうしようもありませんから、受験に失敗したからと言って、後悔などする必要はないと私は信じています。
受験生へのアドバイス
受験に失敗したくないのであれば、早めに自分自身の理解力がどれほどのものかをしっかりと見定めておくことです。
もしかしたら、先生の話なんて素知らぬ顔で聞き流している学生もいるかもしれませんが、意外と先生の話は役に立つことが多いですし、分からないことがあればしっかりと教えてくれます。
ですので、理解できないことはどんどん先生、または頭のいい友達に聞いてみることが大切ですよ。
あと、受験に失敗しても前向きでいましょう。
これからもっともっと挫折を繰り返すことになるかもしれませんから、今のうちに慣れておくと落ち込まなくてもいい、楽しい日々を迎えられますよ。