熊本大学(法学部)に進学
落ちた大学・学部
福岡大学(法学部)
西南学院大学(法学部)
北九州市立大学(経済学部)
偏差値
受験時:54
(受験1年前:51)
大学受験失敗の理由
自分に合った勉強場所の確保ができなかったこと
新卒で入社した企業・職業
フリーター
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:国語
苦手科目:数学
1日の自習時間:3時間
大学受験の体験談
私が受験を失敗し、浪人をするに至ってしまった理由は、勉強場所の確保ができなかったことです。
私は高校三年生当時、家に自分の部屋を持っていて、そこで勉強しようとしていました。
部屋は六畳ほどで、勉強机もあり、集中できる環境がそろっているはずでしたし、その当時はそう信じていました。
しかし、いざ勉強しようとしてもどうしても集中できません。
なぜなら、部屋のドアを閉めても、一階のリビングからの音が筒抜けで聞こえてくるからです。
参考書に向かい合っても、テレビのバラエティー番組の笑い声や、家族の歩き回る音、ときには両親が私の成績を心配する会話まで聞こえてきました。
とくに当時、私の二人の弟たちは中学生で元気が有り余っているころで、二人で相撲をしたり、追いかけっこをしたりと二階にいても、その暴れっぷりがわかるほどでした。
そんな環境の中で勉強がはかどるわけもありません。
私の偏差値の伸びは悪く、クラスメイトたちにどんどん抜かれていきました。
また、私の家は門限が厳しく、学校の授業が終わって何も用事がないのならすぐに家に帰り、午後七時の夕飯を家族とともにとることが義務づけられていました。
私自身、学校で友達と一緒に勉強して捗るタイプでもありませんでしたし、ファミレスに毎日通うほどおこずかいも多くなかったので、自然と勉強は自分の部屋でするものという空気が、私と家族の中で出来上がっていました。
今思うと、両親にこのままでは部屋での勉強ができないと相談すればよかったと思います。
しかし、私は受験は自分個人の問題だと考え、両親に口出しされるのを避けていた引け目があり、自分の勉強のために少し静かにしてくれというのはワガママのようにも思えたので、両親に伝えることができませんでした。
また、周りのクラスメイトが受験勉強を頑張っているなかで、自分の悩みを告白するのは格好悪いことに思え、他の誰かに相談もできませんでした。
それで、私は充実した勉強時間をとれないまま、センター試験を受けることになりました。
私の成績はクラスのなかで中間ほど。
私は国立大学を目指すクラスでしたが、二学期途中には半分くらいのクラスメイトが私立大学の試験科目の勉強だけに絞っていたので他の科目の点数が総じて低く、こんな結果になりました。
しかし、私の成績は近隣の国立大学の判定ではD未満、かといって私立大学科目の国語、英語、世界史の点数も振るわないという最悪のものでした。
その後、このままではまずいと学校の教室での居残り勉強を始めたのですが、間に合うはずもなく、私は現役で受けた大学の試験にはすべて落ちてしまいました。
受験生へのアドバイス
私の失敗から受験生へ向けて言えるアドバイスは「あなたは集中できる勉強場所を持っていますか」ということです。
あなたが今使っている勉強場所が自分にとって集中できないのであれば、すぐに誰かに相談すべきです。
無料で勉強場所を開放している公共施設も今は多いですし、つけるだけで近くの騒音を聞こえなくするノイズキャンセリングヘッドホンなどの製品もあります。
ぜひ自分がとれる選択肢の中で、自分にあった勉強場所はどこなのか考えてみてください。