白鴎大学(教育学部)に進学
落ちた大学・学部
宇都宮大学(教育学部)
偏差値
受験時:61
(受験1年前:56)
大学受験失敗の理由
全然考えてなかったから
新卒で入社した企業・職業
就職せず
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:文系
得意科目:数学、現代文、古文
苦手科目:社会全般
1日の自習時間:2時間3セット
大学受験の体験談
私は当時、地元である宮城県の田舎に住んでいたのですが、親元を離れて自由に暮らしたい、東京で遊びたいけれど東京に住むのは怖い…という思いだけで大学を探していました。
当時心理学ブームだったこともあり、心理学やってたらかっこいいんじゃないかと考え、高校のスクールカウンセラーさんに相談したところ
「当時、大学の心理学科第1期生だったけど、自分達次第で設備や待遇がどんどん良い方向へ変わっていくのが大学の歴史を作っているみたいで楽しかった」
と聞きました。
そこから心理学を学べる学科が新設される大学を探そうと絞ったところ、私の代で心理学専攻の学科が新設される白鴎大学(栃木県小山市)を見つけました。
受験時の成績により、国立大学より安い学費で通うことのできる学業特待制度があり、レベルも今の学力で十分模試でA判定、科目も限られていて勉強しやすいし試験が複数回ある、そして県内(仙台市)での受験ができる。
なにより東京まで電車で1本(これが本当に心惹かれました)。
早速親を全力で説得(もちろん遊びたいというのは伏せました)。
長期の休みには帰省するなどの条件のもと、無事に許しを得ることができましたが、父が一言
「その成績なら国立大学もいけるんじゃないか?」
確かにそうです。
当時の学力からいくと宇都宮大学(栃木県宇都宮市)は模試でいうとB判定の真ん中くらい。
この1年でA判定まで手が届くところにはいたのです。
父もでしたが母も気にしていたのはネームバリュー。
県外の大学でも国立大学なら地元でのUターン就職も難しくないでしょうが、調べてから初めて名前を知るような大学ですから親世代なんてほとんど知る人はいません。
確かに未だにハクホウ大学?って言われます。
力士ではありません、カモメです。
断る理由も見つからず、宇都宮大学を受験しながら下見がてら白鴎大学も見てくることができるしいいかなくらいの思いで、どちらも受験するということで落ち着きました。
しかし、もう心は白鴎大学に傾くどころでなく振り切れていました。
理由は2つ
1:東京に近い!
時間にして30分くらい違いました。
電車賃もその分安いし、こっちの方が東京で遊べるし、朝帰りしても大学に間に合う、と考えたのです。
2:家賃が安い!
とにかく遊ぶ金欲しさでしたから、仕送りも奨学金もバイト代もできることなら遊びに費やしたい。
そのためには家賃は安いところがいい。
でも狭いのはイヤだ!そんなワガママを叶えてくれる物件が小山で見つかってしまったのです。
2DK6畳の部屋2つに6畳のダイニングキッチン。
風呂トイレ別で35000円。
夫婦や小さい子がいても余裕で暮らせそうな部屋でしたが、もう見つけたその場で自分で電話をかけて宇都宮大学受験の前日に内見の予約をするほどでした。
結果としては、12月の白鴎大学の試験であっさり学業特待生として合格し、モチベーションのかけらもなくなった私はセンター試験もそこそこに(ボロボロでしょうから成績は新居に届くようにしました)宇都宮大学の2次試験を受験。
確か小論文だったと思いますが、何をやったのかも覚えていません。
もう興味がなかったのです。
その後、ある程度悔しがる素振りを見せつつ白鴎大学に入学しました。
受験生へのアドバイス
上記のような大学の選び方をして入った私はその後どうなったか。
もともと遊びたかっただけの私は、1年の夏までしか大学に通わず、2.3年では1単位も取れず白鴎大学を中退し、あとはフラフラとしています。
周りの同級生は結婚して子供もいるなんて人も増えてきましたが、私は奨学金の返済だけでヒィヒィ言うフリーターになっています。
弟も就職し家にも居場所はありません。
それでも、今の自分がこうなっているのは、あの時たくさん遊んで勉強しなかったからですし、後悔なんてしていません。
…なんていうと思いますか?