慶應義塾大学(法学部)に進学
落ちた大学・学部
東京大学(文科一類)
偏差値
受験時:96
(受験1年前:73)
大学受験失敗の理由
目標をひとつに絞れなかったため
新卒で入社した企業・職業
未定
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:文系
得意科目:数学
苦手科目:日本史
1日の自習時間:12時間
大学受験の体験談
私が大学受験を意識したのは、中学二年生の頃でした。
立身出世のためには、いい大学を卒業しなければならない、との考えから東京大学を意識し高校受験も東京大学への進学実績の多い高校を受験し、合格をすることができました。
私の高校生活は、三年間を通して大学受験を意識して、勉強漬けの日々を送りました。
しかし、漠然と東京大学に入りたいと考えており、更には文理で最高峰たる理科三類と文科一類のどちらを受験するかも決定せぬまま、三年間を過ごしたので、文系科目理系科目全てを勉強することになり、加えて海外の大学に進学することも検討していたので、勉強量が甚だ膨大となり、N兎を追う者一兎をも得ず、第一志望には悉く落ちてしまうという結果となりました。
以下に志望の変遷と私の受験記を書きたいと思います。
私の入学した高校は、一年次に文理の基礎たる科目を満遍なく学習し、二年次に文系理系に分かれます。
文系は社会科目と英語の時間が多く、理系は数学と理科系の科目を多く履修するカリキュラムになっており、受験対策は三年次より始まります。私はそれでは間に合わないと思い、独学で先へ先へと進めていきました。
思い返してみれば、それが拙速でした。
基礎固めを疎かにした結果一年次には偏差値が60後半と奮わず、かえって時間がかかってしまうことになりました。
この時点では東京大学の文科一類と理科三類および京都大学の医学部医学科を志望していましたので、理系のカリキュラムを履修するつもりでいました。
二年次には基礎固めも終わり、応用問題集をどんどん解きながら河合や駿台や東進の模試を受けていました。
この頃には偏差値もコンスタントに70を越えていたので、どこの大学を受験しても絶対に合格するとの自信、慢心が生まれていました。そして、国外の大学に目を向け始めたのもこの頃でした。
フランスのエコールノルマルシュペリエールやシアンスポといったグランゼコールへの進学を特に検討しはじめ、フランス語を学習し始めます。
そして、オランダのライデン大学も候補に加えたので、オランダ語にも手を出します。
日本の大学受験に加えてフランスとオランダの大学対策も平行して進めていたので、勉強量が膨大なものとなり、精神的な余裕も失っていきました。
常にイライラするようになり、集中力も低下していきました。
三年次に予算の都合上国内の大学にしか進学できないとなり、いよいよ東京大学の文科一類か理科三類かで悩みましたが、よく考えてみたら血が苦手なので文科一類を受験しました。
目標が定まらないままがむしゃらに努力をした結果オーバーワークで精神に異常をきたしていたために、本番朝起きることができず、一科目を欠いたために私の受験は失敗しました。
受験生へのアドバイス
私が受験生にアドバイスをするとするならば、2つ申し上げたいと思います。
1つめは、参考書コレクターにはなるなということです。
どの参考書で勉強をするか検討をすることは重要ではありますが、定番の参考書を何周もするのがベストであり、参考書について考えて多数揃えて勉強した気になるよりも、定番を何周も回すべきです。
2つ目は、目標を早い段階で明確化し、ブレないで目標を保ち続けましょう。