大阪大学(文学部)に進学
落ちた大学・学部
京都大学(総合人間学部)
偏差値
受験時:74
(受験1年前:72)
大学受験失敗の理由
勉強している意味が分からなくなり、やる気が出なくなったため
新卒で入社した企業・職業
株式会社ニッセン
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:英語
苦手科目:数学
1日の自習時間:8時間
大学受験の体験談
私の母はいわゆる教育ママで、なんとしても自分の娘を国立大学に行かせたいと思っていました。
私はとりあえず勉強は嫌いではないし、母親が喜ぶなら、とりあえず受けてみようかと、近畿圏内で一番レベルの高い、京都大学の、総合人間学部を受験することにしました。
総合人間学部を選んだのは、特に自分には絶対行きたい学部というのも無かったので、「総合」と言うからには、この学部なら入学してからでも色々な選択肢があるのかなと思ったからです。
私には双子の兄がいるのですが、兄も同じように親の期待に応えたいと思っており、一緒に京都大学を受けることにしました。
しかし、妹と同じ学部はイヤだと思ったようで、兄は京都大学の文学部を受験することにしました。
兄はかなり本気で現役合格を狙っていたようですが、私自身は、現役での一発合格が難しいことは何となく分かっていました。
というのも、小学生の頃から神童と言われ続けて、中学校でも常にクラスのトップでしたが、高校では塾や予備校に通わずに自分で勉強しているうちに、いつの間にか数学や生物についていけなくなり、しかし母は娘は頭が良いと思い込んでいるため、
「勉強が分からないから、塾に行きたい」
とも言えず、気付けばどんどん成績も落ちてきていたので、今の自分の実力ではとても京都大学になど受かるはずがないと分かっていたのです。
私たちは、和歌山県の北部に住んでいましたので、京都大学は日帰りは無理な距離にありました。
そこで、母親が大学の近くにホテルを予約してくれ、兄と私は受験の前日からそこに泊まらせてもらうことになりました。
私は兄とは普通に仲が良かったので、兄と2人だけでホテルに泊まるという滅多にない機会に興奮してしまい、翌日が大学受験というのに、コンビニでお菓子を買ってきて食べながら2人で楽しく過ごしました。
シャワーを浴びて、少し勉強してから寝ようと思い、問題集を開いてみていると、兄と2人ではしゃいで疲れたのか、髪の毛を乾かさずにウトウトと眠ってしまいました。
そして、目が覚めたら、寝冷えしたようでひどい腹痛を感じました。
兄はその時まだ勉強していて、私がお腹が痛い痛いと訴えると、慌てて薬屋を探しに行ってくれました。
兄の買ってきてくれた薬のおかげで、翌日の試験中にお腹が痛くなることはありませんでしたが、私も、兄も2人とも、その年は不合格となってしまいました。
試験前日に兄にも迷惑をかけた、申し訳ない思い出です。
受験生へのアドバイス
一番大切なのは、自分が何をやりたいのか、どんなことを学びたいのかを受験前にしっかり考えることだと思います。
他の人より勉強ができるという理由だけで、無理に国立大学を目指す必要はありません。
モチベーションを持続させるのが大変です。
なぜ勉強したいのか、勉強する目的は何か。
それが明確であれば、それを目標にして頑張ることができるはずです。