武蔵野美術大学(短期大学部 デザイン科)に進学
落ちた大学・学部
東京藝術大学(デザイン科)
偏差値
受験時:53
(受験1年前:48)
大学受験失敗の理由
勉強不足のため
新卒で入社した企業・職業
デザイン会社 グラフィックデザイナー
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:国語
苦手科目:英語
1日の自習時間:6時間
大学受験の体験談
一年目、現役時代に美術の予備校に通い始めました。
まだデッサンの基礎もできていない状態です。
絵の具を使う平面構成という授業は、わりと初めからいい評価でした。
夏期講習など、短期講習会も積極的に通いました。
しかし、美術大学は絵が描けるだけでは受からず、学力テストと合わせて合格が決まります。
技術も合わせて見てくれる大学ならいいですが、学力テストの時点で落ちると、今まで頑張ってきた実技をやることなく落ちてしまいます。
現役時代は、学力でつまずいて実技テストまで行かずに落ちる大学ばかりでした。
美大は浪人が当たり前なので受け入れ、もう一年みっちり予備校に通う事にしました。
朝から夕方まで実技の勉強、夕方からは同じ予備校内にある学力の勉強。
古典など特別な科目は一般の大学向けの別の予備校にも通いました。
夏期講習などは学力、実技、専門予備校毎に分けて受講しました。
美大の予備校は、絵を勉強する所で、みんな絵が好きで入る人ばかりだから共通点も多く、コースで同じみんなとは仲が良かったです。
なので、和気あいあいとした雰囲気で課外授業でデッサンをしに行っても遠足気分だったり、受験生(みんな浪人生)なのに、夏はキャンプに行ったり、緊張感が足りなかったように思います。
遊びながらも、やはり去年一度失敗しているので、学力の勉強は前よりはしっかりやりました。
東京芸術大学は記念で受ける人もいます。
センター試験ですが、合格点がとても低く実技が重視です。
私も2年目は受けてみました。
予備校では芸大コースと私大コースでハッキリ分かれていて私は私大コースだったので、記念受験です。
芸大の初めの実技試験は石膏デッサンです。
すごい人数で石膏像を囲って描くので、描く場所はクジで決まります。
私は運良く正面側の席でした。
ほとんどがこのデッサンで落とされます。
たまたま描く場所が良かったからか、私は予備校の私大コースでは初めての合格者になりました。
しかし、次の実技試験は私大コースでは習っていない粘土などでアッサリ落ちてしまいました。
結局、他の第一第二志望だった大学は、その年も学力テストの時点で落ちてしまい、一年間みっちり学んだ実技試験を披露する事なく落ちてしまいました。
武蔵野美術大学の短期大学部は、今はもうありませんが、学力と実技試験を両方合わせた点数になるので、なんとか合格する事ができました。
一緒に学んできた同じコースの仲間達も何人も同じ大学に入れて、結果的には楽しく過ごせましたし、二年後に卒業した後は大学院のようなところでもう一年勉強もできたし満足しています。
受験生へのアドバイス
美大は絵が描けるだけでは、決して受かりません。
他の大学と同じく、学力の基礎ができていないと実技の土俵にも上がれないまま終わってしまいます。
悔いの残らないように、自分の力を見てもらえるように、しっかり勉強をして臨んでください。