東海大学(工学部)に進学
落ちた大学・学部
日本大学(文理学部)
東洋大学(工学部)
東京工科大学(工学部)
偏差値
受験時:62
(受験1年前:38)
大学受験失敗の理由
勉強時間不足。
新卒で入社した企業・職業
NEC情報システムズ 開発職
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:理系
得意科目:理科
苦手科目:英語
1日の勉強時間:13時間
大学受験の体験談
大学進学を初めて考えたのは高校2年の7月頃でした。
それまで中間テストや期末テストといった内部テストに対応するだけの「試験1週間前から集中してやるだけ」の勉強しかしておらず、「試験が終わればみんな忘れる」ようなレベルの勉強の仕方でした。
ある時、私が通う高校で外部業者が行う「模擬試験」が実施されました。
受験は任意(有料)で日曜日に行われました。結果は惨敗。
一応書いた5つの進学希望校の合格可能性はすべてが「E判定(受験校の再考を検討)」でした。
私は公立高校に通っていましたが、10校程度ある学区内で偏差値4位(54)の学校だったので「中堅下位校の大学くらいなら合格可能性があるだろう」くらいの漠然とした考えを持っていましたが、現実は甘くありませんでした…というより、「進学校を検討する学力レベル」ではありませんでした。
そもそも「問題が解けない」「自信を持って回答した問題が皆無」といった状態でした。
偏差値は38。
「進学校の再考」どころか「進学そのものの再考」をする状態でした。
担任の先生に相談したところ「内部試験(中間・期末など)と外部試験(業者の模試や大学入試)は質が違う。
外部試験は実力を付けないと勝てない」と言われました。
「実力」…この言葉に愕然としました。
確かに自分には実力がありませんでした。
中間・期末テストが終わればすっかり忘れる…こんな事を繰り返していたツケが今回って来たのです。
当時、大学に進学する方法はいくつかありました「一般入試」「一般推薦入試」「指定校推薦枠に入る」の3つでした。
学内での成績は比較的良い方だったので(学年約300人中15位程度)、数は少ないものの指定校推薦枠を狙える位置にいました。
今思えば、贅沢を言わなければ現役合格できた…と思いますが、希望(または多少妥協できる)する学部・学科がなかったため、指定校枠は狙いませんでした。
贅沢言ってしまったんですね(笑)。
私は学内での成績をできるだけ上げて「一般推薦」で受験する方法を選びました。
この頃の学習(自習)時間は1日7~8時間でした。
正直、「内部試験用」の学習が中心で、実力が付くモノではありませんでしたが、学校からの推薦条件を満たすために必死で勉強しました。
約1年半後に東海大学工学部の一般推薦入試を受けました。
結果は不合格。
この時のショックは私のその後の人生に大きく影響した…と思えるくらいでした。
残された道は「一般入試」。
力のないまま外の世界に放り出された気分でした。
すぐに「外部試験用」の学習方法に切り替えましたが、後の祭り。
現役で受験した一般入試は散々でした。
2年生の時に受けた「模擬試験」とそう変わらない結果でした。
「問題が解けない」状態。結局「浪人」が確定しました。
現役当時も浪人時も「予備校」に通う選択肢はありましたが、予備校の授業にすらついて行く自信がありませんでした。
「分からない授業を聞いているだけ」なのは時間の無駄と思い、「予備校はそれなりの力がついてから」と考えていましたが、結果的に予備校には通いませんでした。
ようやく勉強の効果が見えてきたのが浪人生活を開始した年の5月。
模擬試験で「B」判定の大学が出始め、偏差値も50台まで上昇しました。
浪人時代は1日13時間勉強しました。
長期戦なので睡眠時間はしっかり7時間確保。
食事の時間と入浴の時間以外はすべて学習時間に充てました。
その代り日曜日は「全面休日」一切勉強しませんでした。
バロメータとして2、3ヶ月に1回くらいの頻度で模擬試験を受験。
そんな浪人生活を1年続けました。
最後に受けた模擬試験では「A」判定大学がいくつかあり、偏差値は62でした。
結果、「1浪」で大学合格する事ができました。
受験生へのアドバイス
私の場合「内部試験用」と「外部試験用」の勉強方法を完全に分離して考えてしまったところに現役合格できなかった原因があるように思います。
両立できる学習方法を検討することをオススメします。
でも、私にとって、この時の体験はその後の人生に大きな自信になりましたよ。