岡山大学(教育学部)に進学
落ちた大学・学部
広島大学(教育学部)
偏差値
受験時:60
(受験1年前:55)
大学受験失敗の理由
数学と理科を得意にできなかったから。
新卒で入社した企業・職業
高校の臨時講師
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:国語
苦手科目:数学
1日の自習時間:三時間程度
大学受験の体験談
私は、地方のだいたい偏差値60くらいの進学校の出身です。
数人は東京大学などの最難関大学に進学しますが、基本は地元の国立大学へ行き、下半分は国立には入れない水準の学校でした。
私は、この学校にかなり無理して入学しました。
中学まで勉強は必要ないと思っており、それは中三の夏くらいまで変わりませんでした。
特に、英語は何も分からない状態で、中三の夏を迎えてしまうくらいでした。
そこから一念発起し、なんとか自分の進学できる最高レベルの高校に入学しました。
そこで普通に勉強していても中学の二の舞になると思った私は、高校入学前の春休みから一生懸命課題に取り組み、最初のテストに臨みました。
結果は320人のうちの160番。
ちょうど真ん中でした。
それでも努力しての結果なので、受験時は下のほうで、なんとか合格できたのだと思います。
それからもテストの度に努力をして、三年の夏ごろには、なんとか学年で50番くらいにはなることができました。
ただ、ここからがきつかった。
私の志望する広島大学の教育学部へ行くには、だいたい10番台にいないと無理だと先生に言われていたのですが、50番以内の人達の壁がとにかく高く、勉強してもなかなか越えることができませんでした。
もともと中学時代から数学が苦手で、おまけに理科の生物もよく分かっていませんでした。
賢い人ならそういうとき伸び代のある苦手教科の対策をするでしょうし、また、そうならないための準備をしたかもしれません。
ですが、私はそうしたことができずに、苦手の部分を得意の国語や日本史でカバーしようと考えてしまうのです。
特に、日本史ではセンター試験で100点を取ろうなどという夢物語を見ていました。
まさに木を見て森を見ずとは私のことです。
小さいところにこだわって、全体が見れていませんでした。
それから、センター試験が終わって広島大学は厳しい結果だったことは自分でも分かっていながら、ちっぽけなプライドが邪魔して、広島大学を諦めることができませんでした。
先生の助言を振り切り、受験。
もちろん撃沈。
悪夢の自宅浪人をすることになります。
この時期、一番後悔しました。
なぜ、こんなに惨めな展開になってしまったのかと。
浪人時代に参考書を買い漁り、生物は克服しましたが、数学はまだまだでした。
それでも、得意の国語や日本史について余裕をもって学べたことで、それらの力は向上していきました。
二回目のセンター試験が終わって、広島大学は五分五分といったところでした。
どうしようか迷っているとき、母が、私の一年間の浪人時代を考え、安全な岡山大学を勧めてきました。
私は、もうこれ以上浪人生活を続けたくなかったので、それを受け入れ、岡山大学に入学しました。
受験生へのアドバイス
現役生は、学年一番を目指そう。
そうすれば、どこへだって入れます。
浪人すると勝負はできなくなります。
また、浪人したからといって自動的に成績が向上するわけがありません。
勉強を楽しむ工夫をすることです。
勉強していれば、いろいろな知識がつながっていきます。
私のように悔しい思いをしないでいいように、頑張ってください。