関西大学(法学部)に進学
落ちた大学・学部
神戸大学(医学部)
偏差値
受験時:67
(受験1年前:55~62)
大学受験失敗の理由
自分なりのやり方で勉強してしまい、伸びた分野との差が大きかったから
新卒で入社した企業・職業
野村不動産アーバンネット株式会社
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:理系
得意科目:数学、化学
苦手科目:現代文、地理
1日の自習時間:約8時間
大学受験の体験談
小学校・中学校は国立大学の附属に通い、高校は地元の公立の進学校に行きました。
附属に高校がなかったから公立にしましたが、附属の先生たちの「楽しい凝った授業」とは違い淡々と教育過程から外れないようにだけ教える公立の授業は何の興味を持つこともありませんでした。
高校2年生から理系にいくと、ますます周りの教え方が受け入れられず独学で理系科目を勉強していきました。
数学と化学はセンター試験対策模試でもほぼ満点を取れるようになり、医者になりたいという希望を抱くようになりました。
自分なりの勉強方法では嫌いな文系科目は理系には必要ないと避けていましたが、いざ試験対策をすると全く歯が立たない状況でした。
1年だけ浪人してダメだったら受かったところに進学すると親と相談して決めて、1年間必死で勉強しました。
しかし、高校3年間避けていたものが浪人生活1年で身に付くほど易しくはなく、ますます伸びていく理系科目との差が自分でもツラかったです。
さすがに私立の医学部は学費を考えるといきたいとはいえず、センター試験の点数と数学・英語のみで試験が受けられる関西大学の法学部をすべり止めで受験しました。
法律に興味があったわけではありませんが、今からやりたいことを考えたり各学部ごとの特色を分析をするのが正直しんどくなり、当時の学力で問題なく受かるところを基準に選びました。
文系科目については「日本語だし読んだら分かる」と思って甘く捉えたまま受験の秋を迎えてしまい、冬になると本当に毎日が憂鬱でした。
浪人のときは大手予備校に通い、自習室と講義の教室と自宅の3箇所を循環した記憶しかありません。
ただ、理系科目については自分が得意だから予備校の講師の授業が面白いほど身体に浸透してくる感覚でした。
今でこそ予備校の講師がテレビで活躍していますが、私の大学受験時代はそれほどメジャーな職業ではなかったものの「就職は予備校でもいい」と思ったほどでした。
国立志望だったのでセンター試験は絶対に落とせませんが、対策を始めたのは11月頃です。
12月の第一週までに過去問5年分を解いて、自分なりに傾向を掴むことができました。
浪人生活の80%は二次試験対策なので、センター試験問題は楽に感じます。
大学受験は本当にしんどい、できるなら避けて通りたいものです。
しかし、大学受験を経験したから、一年間勉強だけの生活をしていたから、その後の就職活動や社会人生活でも問題が発生しても乗り越えられたと思っています。
受験生へのアドバイス
苦手科目に正面から取り組み、勉強していれば春にどこかへ着地できます。
社会人になると「努力が100%報われる」ということはありませんが、大学受験の勉強は100%自分に対する労力の使い方です。
その大きな力が自分に向けられる分、大きく成長できるでしょう。