明治大学(政治経済)に進学
落ちた大学・学部
慶応大学(商学部)
一橋大学(経済学部)
偏差値
受験時:70
(受験1年前:60)
大学受験失敗の理由
本番に弱かったから
新卒で入社した企業・職業
塾講師
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:数学・世界史
苦手科目:英語
1日の自習時間:12時間
大学受験の体験談
私が大学受験で失敗した理由は、得意科目で本番の力を発揮することができなかったからです。
私は文系でしたが、得意科目が数学と世界史でした。
特に数学は他の科目よりも模試の偏差値がよく、得点源でした。
相対的にできていない文系科目、特に英語と国語を重点的に学習をしていました。
直前のセンター模試では770点以上を取れていたのですが、試験当日の結果は700点弱でした。
理由はそれまでほぼ満点だったセンター試験現代文の点数、特に小説文の点数が16/50点だったこと、それまで全体で160点以上取れていた英語が130点台だったことです。
時間配分が間違っているようなことはありませんでしたが、問題形式が変わってしまったり、紛らわしい選択肢があるときの判断が難しく感じました。
やはり苦手科目が足を引っ張るのだと思い、その対策をすることにしました。
センター試験終了後、国立二次対策、私立の入試対策を始めました。
センター試験は失敗してしまいましたが、運よく足切りは逃れることができたので、過去問演習を中心に準備をしていました。
特に英語は丁寧に取り組んだ覚えがあります。
私立入試(慶応大学商学部)の当日、それまで苦手だった慶応の英語も比較的でき、世界史も問題なく、数学の試験を迎えました。
それまでの過去問演習でも数学が一番でき、得点源でした。
試験開始と同時に、問題に取り掛かります。
すると、第一問でいきなりペンが止まりました。
それまで順番通りに解いて時間が余る程だったのに、いきなり手が止まってしまったのです。
「焦るのはいけない。次の問題から解こう」と思い、第二問へと移ります。
しかし、これもまた、分からない。
流石に焦り、第三問へと移りましたが、こちらも導入部分しか解けません。
そして、最後まで問題を確認すると、ほとんどの問題が空白で、一切解けていない状態になっていました。
試験時間も半分残っていたので、なんとか埋めようとしました。
マークシート形式だったので、二ケタの数字などは想像がつきます。
予想した数字を当てはめて解いてみる、もしくは適当な数字を当てはめてみるなどを試みましたが、当然できません。
そのまま試験が終了してしまいました。
試験終了後、一緒に受験した友達に第一問のことを聞いて余計にショックでした。
数学のテキストに載っている公式をそのまま利用すればよかったのです。
家に帰ってから見直せば、大抵の問題は解くことができました。
得意科目の失敗はかなりショックでした。
国立大学の試験では、私立の失敗を繰り返すまいと心に決めていました。
しかし、次も数学で失敗します。
普段は解答の方針が思いつくのですが、何をすればいいのか一瞬で分からなくなります。
こちらは記述式のため、大問ごとの導入や過程を描くなどして部分点を稼ぐことはできましたが、やはり予定した点数には届きません。
結局、センター利用で合格した大学へと進学しました。
受験生へのアドバイス
受験生へのアドバイスとしては「普段から本番を意識して取り組むことができるか」という点を強調しておきたいと思います。
私は、自分の一番勉強しやすい環境(自宅や予備校の自習室など)で行っていました。
その中ではスイスイと解けますが、本番は環境が変わります。
例えば、試験会場の前の人間が貧乏ゆすりをしていて、終始揺れている時もありました。
模試も本番に近い環境ですが、同じ予備校だと学校で受けている感覚です。
できたら他の予備校の公開会場の方がいいかもしれません。
あとは、ルーティンを取り入れるなどして、できるだけ焦ることがないようにする方がいいと思います。
受験は決して成功ではありませんでしたが、最後まで諦めないことだけはできたと思います。