早稲田大学(教育学部)に進学
落ちた大学・学部
東京大学(文科三類)
早稲田大学(文学部)
偏差値
受験時:63
(受験1年前:58)
大学受験失敗の理由
受験ノウハウ本を鵜呑みにした。
新卒で入社した企業・職業
東京個別指導学院(総合職)
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:世界史
苦手科目:数学
1日の勉強時間:7時間
大学受験の体験談
私は「受験ノウハウ本」や「2chなどのネット情報」を鵜呑みにしすぎた結果、大学受験に失敗したと思っています。
もともと東大に進学したかった私は、「東大受験」や「難関大学受験」を掲げるノウハウ本を読んで勉強法を取り入れていました。
たとえば、東大受験ではセンター試験で7科目が必要ですが、
「理科は地学を選択すると良い。地学は3カ月で8割の得点が可能」
という記述を鵜呑みにして、本当に3か月前まで地学には何も手を付けませんでした。
このようなノウハウ本を鵜呑みにすることが、いかに危険かを考えていなかったのです。
そもそも私は理数科目にアレルギーがあり、国立受験でセンター試験を突破するのも難しいと自分でも薄々感づいていたからこそ、ノウハウ本に頼っていたのでしょう。
他にも、
「東大の文系数学は基本問題だけで対応できる。部分点だけで5割を狙えば良い」
「センター試験は3ヶ月あれば余裕で対策できる」
といった2chなどの情報もすっかり信じこんでしまっていました。
幸か不幸かセンター試験は突破しましたが、東大二次試験はダメでした。
センター試験後は、まったく手を付けていなかった理数科目ばかりに時間を割いて勉強したため、これまで得意だった英語、国語、世界史の点数が落ちてしまいました。
そんなコンディションで早慶などの私立受験をした結果、英語・国語・世界史のすべての科目が悲惨な結果に終わりました・・・。
その後、浪人を決意。
東大は諦め、志望校を早慶に絞り勉強を再開しました。
もちろん、ノウハウ本は処分し2chも一切見ないようにして、予備校の先生や先輩たちのアドバイスだけを聞きながら勉強を進めることにしました。
英語、国語、世界史の三科目の勉強は、現役時代の共倒れになった7科目の勉強に比べてはるかに楽なものでした。
勉強は毎日の繰り返しであり、勉強の「習慣」を身に付けなければならないと実感しました。
たとえば、英語は「今日は関係代名詞を勉強したから明日は動名詞」という方式ではなく、勉強したことは必ず次の日の朝に復習する方式が有効です。
国語や世界史も同様に「今日の勉強」と「明日の朝の復習」をセットにしていました。
繰り返しという点では、英単語や漢字などそれこそ何回も繰り返す必要がある科目については、午前6時、午後12時、午後6時、午前12時のように6時間ごとに繰り返し復習をしました。
すると、最初は1日に20個程度のペースだったのが、1ヶ月後には50個、3ヶ月後には100個のように1日に勉強できる量が増えていきます。
結果的には1冊の問題集を受験までに何十回も繰り返すことになり、徐々に記憶を定着させることが出来ました。
受験生へのアドバイス
私の失敗談から言えることは3点あります。
1点目は、ノウハウ本や2ch情報に頼るのではなく、自分に合う勉強方法を見付けてください。
姿の見えない人の言うことではなく、身近な先生や先輩の言葉を信じてください。
2点目は、自分の実力を知ることです。
自分が「3ヶ月で8割余裕」なほど本当に実力があるのか、一度よく考えてみてください。
そのために、模試や過去問を活用してください。
3点目は、適度な息抜きをしてください。
1日に1時間や2時間は必ず息抜きをして、コンディションを調整してください。
以上です。
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