北海道教育大学(教育)に進学
落ちた大学・学部
東北芸術工科大学
偏差値
受験時:51
(受験1年前:47)
大学受験失敗の理由
情報収集を怠った事による準備不足。
新卒で入社した企業・職業
盛岡地方振興局・一般事務
大学受験時の詳細情報
現浪:現役
文理:文系
得意科目:国語
苦手科目:数学
1日の勉強時間:5時間
大学受験の体験談
私は、高校生の頃、人文系を専攻していました。
高校に入学したての頃は、とにかく毎日の授業に追い付くために勉強をしていました。
学校から出される宿題の量も多く、予習や演習にかける時間もほとんど取っていませんでした。
それでも、成績は中位から少し上をキープしていました。
そして、大学受験が迫った時、自分の行きたい大学を決めるため、将来やりたい事を考えるようになりました。
ところが、私は高校3年生になるまで、将来の自分を真剣に考えた事が無かったのです。
そこで、今まで生きてきて、自分が最も打ち込めたことは何かを見つめなおしました。
その結果、私は芸術系の仕事に就職したいという気持ちに気づきました。
さらに、古美術や仏像などにも興味があったため、文化財の保存や修復を学べる大学に進学したいという目標を持ちました。
この目標を軸に、進路指導の先生と相談しながら決めたのが、東北芸術工科大学です。
この大学は、東北にしては珍しく芸術専門の大学で、文化財保存修復を専門とする学科も設けていました。
それに、他の私立系の芸術大学と比べて、学費も安かったのです。
大学のパンフレットやホームページを見ている内に、この大学に絶対に合格したいと思うようになりました。
しかし、受験するにあたって、大きなハンデがある事に気づきました。
私は、これまで芸術大学を受ける準備をしていなかったのです。
普通、芸術大学を受験するのであれば、デッサンの練習は必須です。
普段からデッサンをしていなくても、夏休みなどを利用して専門学校に通う人もいます。
ですが、私の場合は高校3年生の夏休みを過ぎてから、進路を決めたため、受験科目としてデッサンを選ぶには、とても大きなリスクがありました。
それに、この大学は、勉強だけでなく、自己PRも点数に大きく関わってくる配点をしていました。
これといって目立つ事も無い、普通の高校生活を送っていたので、主だった功績がありませんでした。
そのため、提出した物は、とても平凡な自己PRとなりました。
そこで、私は、受験当日、教科と小論文で高得点を取るように決めました。
むしろ、この方法しか合格する可能性が無かったとも言えます。
受験科目は、自分の得意な物を選べたので、自信がありました。
小論文についても、訓練をしていたので、苦労せずに書き終える事ができました。
それなりに自信があったのですが、結果は不合格でした。
私が受験した年は、文化財保存修復学科の倍率が、とても高い年でした。
そのため、ほぼ満点を取らなければ、合格は難しかったのです。
もしくは、高校生活の間に、芸術分野で賞を取ったり、イベントを主催したりと、ユニークな功績を残しておく必要がありました。
とにかく、平凡な点数と経歴しか持っていなかったため、比較された時に不利になっていたのが現状です。
それに、もっと早くにデッサンの勉強をしていれば、実技で点を取れたかもしれませんでした。
受験する時に、受験科目の選択肢を自ら狭めていたので、合格する確率を下げる結果となりました。
東北芸術工科大学は、私立だったので、不合格の通知が来てからは、国立大学の受験へ思考を切り替えました。
こちらは、デッサンやデザインが必須だったので、受験までの数か月は、ひたすら実技の勉強をしました。
センター試験は、苦手科目は切り捨て、得意科目で点数を取るようにしました。
こちらは、得意科目で勝負する作戦が上手くいき、かなりの点数を獲得できました。
受験生へのアドバイス
高校に入学した時点で、大学受験の準備をする事を強く勧めます。
高校3年生になってからでは、準備が間に合わないからです。
大学受験は、淡々と勉強しているだけでは合格できないのが現状です。
とにかく、将来の目標と、通いたい大学を具体的にイメージする事が大切です。