東京福祉専門学校に進学
落ちた大学・学部
明治大学(文学部)
学習院大学(文学部)
法政大学(文学部)
偏差値
受験時:50
(受験1年前:50)
大学受験失敗の理由
勉強不足。
新卒で入社した企業・職業
社会福祉士
大学受験時の詳細情報
現浪:浪人
文理:文系
得意科目:政治経済・英語Ⅱ・OC
苦手科目:数学・現代文・古文
1日の勉強時間:5時間
大学受験の体験談
私は、もともと勉強は得意な方ではありませんでした。
好きな事には没頭できますが、意味がないと感じた事には集中して取り組むことが苦手でした。
高校2年の夏、精神的な事情で1ヶ月程入院し、夏休み明けには周囲と学力の差がついてしまいました。
周囲が未来を見据えて志望校を決めていく中、「自分のように悩みを抱える同年代の人を助けたい」という気持ちで臨床心理士(心理カウンセラー)を志しました。
当時は長時間集中して物事に取り組むことが苦手だったので、通わせてもらっていた予備校も授業を受けるだけで精一杯で、自宅での学習は頑張っても1~2時間程度でした。
高校生活の後半に差し掛かると、勉強が苦手だった子も志望校を意識して勉強したり、仲間内で授業の振り返りを始めたりしている光景がちらほら見え始め、自分も努力しなければいけないな・・とひとりますます焦ってていました。
私の母校は中高一貫で、中学生の頃は真面目に勉強に取り組む人は一部だった事もあり、私の成績は常に学年トップかその周辺にいました。
その頃の感覚が残っていたせいか、周囲に置いてかれるとますます焦りを感じてしまい、「どうしてあの頃のように暗記出来ないのだろう」と思い悩む時間も増えました。
そのせいか、勉強に向き合う時間が減り、学校や予備校のストレスを自宅で発散するようになりました。
睡眠の時間が長くなり、ひどい時は学校を欠席して、一時は出席日数が足りなくなってしまう程になりました。
自分と周囲のずれ、自分の理想的な受験生象から離れていく自分を実感するごとに、自分を責めました。
それでも、集中できる時はノートに暗記事項をまとめ直したり、基礎的な問題を解いたり、教科書を見直すなどしていました。
模試は学校と予備校で定期的に設けてあるものに参加しました。
ヤマをはっても大抵外れてしまうので(笑)、前日は教科書を流し読みしていました。
後は、気持ちを落ち着かせる為に気分転換をする事も多かったですね。
買い物や、アロマキャンドルを使ったりしてました。
劇的に偏差値が上がることはありませんでしたが、自分がよく理解している内容にあたると高得点を採る事ができました。
そういう事があると、気が抜けてしまうところも正直ありました・・・。
志望校の判定が少しでも上がると、本当に嬉しかったですね。
あくまで教科ごとなので全体の評定はなかなか上がりませんでしたが(笑)
ここまで過去の自分を思い出してみて、もうひとつ後悔というか、こうしておけばよかったと思う事があります。
臨床心理士を志したと前述していましたが、中学生の頃は画家になりたいと思っていました。
両親には食いつぶしがきかない職業だと言われ、受験する許可が貰えませんでしたが、心のどこかで納得できていない自分が居たのかもしれません。
受験生へのアドバイス
①自分の納得いく進路選びをしてください。
将来の自分の為に、お金を稼ぐことは重要ですが、お金を稼ぐのはあなた(自分)自身です。
自分の納得いく事であれば長続きします。
お金も時間が経つごとに入ってきます。
周囲に流されず、自分の好きなことや得意分野を探してみてください。
②勉強方法は自分が楽しいと思う方法を選んでみるといいです。
大学受験後は専門学校に通い、社会福祉士という資格を取得しました。
その時に勉強して感じていたのが、「自分を責めずに気楽に勉強すればよかった」という事です。
問題を解いて採点する時はどうしても◯×を付けるので、バツが多いと出来ない自分が恥ずかしいと思ってしまいますが、あえて◯だけを付けていくことでちょっと気が楽になります。
また取り組んでいくと○が増えていくのでちょっとずつ楽しくなります。
勉強は地道なことの繰り返しが目に見えて成果になるので、「自分に合った、少しでも長く勉強を続けられる方法」を探してみるといいのかもしれません。
この方法で苦手だった科目が、本番の国試では8割程得点する事が出来ましたよ。
いろんな悩みがある時期だと思いますが、悲しい事も、楽しい事もめいっぱい経験して、今の時間を大切にしてください。